雅子の自分史ストーリー
前回【31話】は
上京して短大生になり暮らし
始めたのは短大付属の女子寮
でした。
家族を離れての寮生活は毎日が
修学旅行の延長のようでした。
きつかったのは洗濯、初めて買った
ブラジャーを取られたこと
地震、ゴキブリ…
近くの県人寮から流れる
「また会う日まで」の曲を聞いて
東京は凄い所だと思う私でした。
「東京って、あんな大きな音で
音楽を鳴らしてるのが似合う所
なんだなあと感心したものでした。」
ここで終わっていました。
【32話】
入学式は短大の建物の最上階にある
体育館でありました。
その時声を掛けてくれたRさん、
彼女との出会いは、私のその後の
人生に関わる重大なものでした。
私の人生のキーパーソンだったかも?
特に凄い印象はなかったのですが、
不思議な魅力を持つ女性でした。
短大と寮の往復だけではつまらないな
何かクラブに入ろうかなと思いました。
高校三年の文化祭の時演劇クラブの劇が
とても良かったので演劇クラブもいいなあ
でも、折角英文科なんだからしっかり英語を
話せるようになりたいし、ESSがいいかな
と色々考えている時みつけたのが、
「ESSドラマセクション」でした。
英語で演劇が出来るなんて凄い!
それに部長がとても雰囲気のある素敵な
人だったのも決める要因でもありました。
秋の文化祭公演の時はRさんもスタッフ
を手伝ってくれて、照明音楽など
滞りなくでき部長も喜んでくれました。
短大は2年だけなので、部長は公演の後は
引退します。
私達一年生が次年度へ向けて準備をして
いく事になります。
私が部長でRさんが副部長でESS
ドラマセクションを続けて行く事に。
彼女の幅広い才能は2年生の1年間
光りました。
ただ、約束の時間に遅れると
いうことだけを除けば…(笑)
~続く~