痛くて苦い思い出したくない友達

との喧嘩別れをお話しいたしました

あの時の苦い経験は思い出したくなく

後に、一度だけ会うことがあって、

でもお互い気まずく、結局何も話さず

別れても尚嫌な思い出としか残らなか

ったのです。

それはBさんもそうだった

ということは、その時にわかりました。

今もし会えたら和解できるのかどうか

遠い昔の記憶ですが、記憶に刻まれた

嫌な部分は消えないのかも知れませんね

でも、もう一度会えたらあの時はごめんなさい

と素直に謝ることができます。

「痛い、いえ、痛くさせてしまった、

私の性格の弱さのお話しがもう

一つあるのですが、

次回にお話しさせていただきます。」

で終わっています。

 

【22話】

これからお話しすることは自慢話では

なく、私の性格の至らなさを反省の

意味での話しですので、ご理解下さい。

Bさんは転校していったと記憶して

います。

新しい転校生がまたやってきました。

仮にCさんと呼びます。

3年生で転校なので高校進学は大変

だったと思うのですが、そこはスルー

させていただきますね。

Cさんも、同じアパート群で 一緒に

帰るうちに仲良くなっていきました。

Bさんの事もあったので、付き合いは

最初は慎重にしていました。

もう友達と親しくするのは嫌だと思って

こちらからあまり色々語りかけたりして

なかったのです。

ところが、Cさんは根っからの明るい

優しい性格で、慎重に付き合う私の

気持ちを段々と溶かしていってくれた

のでした。

友達作りが下手な私でしたが、Cさん

のおかげでBさんとの傷は癒されて

いったんです。

好きな男の子の話しになった時

彼女が教えてくれたのは、同じクラスの

男子でした。

私は委員会で一緒の男の子で違うクラスの

子だと話しました。私の初恋の相手でした。

Cさんは、本当にその男子が好きだったようで

何かと私にその男子の話しをしてました。

そういう話しをしている時はとても幸せそう

でした。

私が絶対好きになるタイプじゃなかった

男子でした。(ごめんなさい)

その頃は少女から大人の女性になっていく

時期で、私は自分の容姿に全く自信もなく

コンプレックスだらけでした。

男子にはモテてないと思ってました。

流行始めたボーリングに誘われたけど、

うちのクラスの男子が私の幼なじみを好きで

その子と付き合いたくて仲を取り持つため

だったり

グループで映画を観に行ったりしたけど

発展もなかったのです。

私が好きなのは委員会の彼だから、

いいんだあなんて思ってたんです。

私の事を好きになってくれる男子なんて

いないと諦めていたんです。

ところが、私の誕生日の日のことです。

いつものようにCさんと、私は一緒に帰る

のに下駄箱へ行きました。

そこに何故か、Cさんの好きな男子が立って

いたんです。

私はCさんの肩をそっとつついてニヤッと

しました。Cさんも、嬉しそうでした。

靴を履き替えようとすると、

「誕生日おめでとう!」

という声が、私に向かって聞こえました。

そして目の前にプレゼントの小さな包みが

え?状況がよく読めずCさんを見ました。

彼女も半分面食らった顔をしてます。

Cさんが大好きな男子が、私に誕生日の

プレゼントを渡そうとしたのです。

突然で、どうしたらいいか迷ってると

Cさんが、「受け取ってあげて」と

私を促すのです。

戸惑いながら、私はそのプレゼントを

受け取ってしまったんです。

……………………((((;゚Д゚)))))))

なんてやつでしょう私は!!

なんて友達がいのないやつでしょう

男子にはモテてないとコンプレックス

だらけの私でした。

その私が初めて下駄箱で、誕生日

プレゼントを渡されたんです。

私の痛い思い出はそこなんです。

どうしてそこで拒まなかったんだろ

その男子を大好きなCさんのために

断って受け取らないでしょう普通!

でも受け取ってしまったんです!

Cさんにはごめんねと謝りました。

その男子の事が好きとかではなく

自分はもてないと思っていたので

私のことを好きな男子がいたこと

そのことが嬉しかったんですね。

そこに私の性格の弱さが出てますよね

帰る間、私はボーッとなってました。

Cさんも黙ってました。

私達は其々違う思いで黙って家路を

帰って行ったんだと思います。

Cさんは辛かったと思うのに、私とは

今まで通りに付き合ってくれました。

私はプレゼントは受け取りましたが、

その後の発展もなく、それ以上その

男子からは何も言って来なかったので

ホッとしてました。

Cさんとは卒業後も成人しても付き合い

がありました。

遠くに離れていても私が結婚した時は

わざわざお祝いを持ってきてくれました

彼女にとっては苦い思い出だった

でしょうに…

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高校の試験が近づいていたので、

もうみんな誰が好きとかそんな

状況ではなくなっていきました。

私も最後の追い込みで机にかじり付く

ように勉強したのでした。

もう勉強は嫌だな、高校に入れたら

こんな風に勉強するのはもうやめたい

と本気で思っていたのでした。

〜続く〜

痛い思い出、3話続けてお送り

しましたが、如何でしたか?

中学生は子供から大人になっていく

その初めての時期

様々な出来事をちゃんと対処できる

能力が乏しかったとはいえ、

もう少し大人だったらなあと思わざるを

得ない出来事でした。

~続く~