前回【19話】では、
卓球クラブに入部したけれど、卓球は下手で
弱いので試合にでるのはダブルスで1人対戦の
試合にはあまり出ることがなかったけれど
最終で勝ったこと事もあったお話しをしました。
1番強かった女子との関わりや友達との関わり
痛くて苦い話しを今回お話しするお約束でした。
「次回はその彼女とのこと、
クラス友達とのけんか、別れ話、
痛い思い出を綴りたいと思います。
乞うご期待!!」
ここで終わりました。
【20話】
まず、今回は卓球の友でもあった、
最強のシェークの女子との話をします。
彼女を仮にAさんとします。
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その前に、1年の一学期の
中間試験の時に話を戻します
中学に入って初めての3日に渡る中間試験
小学校の時のような「テスト」ではなく
其々の教科の試験です。
勉強もせずに試験を受けた結果は散々。
隣のクラスの男子が、私に結果を
聞いてきたのですが、答えられ
なくて恥ずかしい思いをしたんです。
小学校の時はそんなに勉強しなくても
成績は悪くなかったのでショックでした。
期末試験、2学期の中間も期末も、
全滅でした。
小学校では委員長や、児童会の役員を
やったりして、周りには優秀な子と
思われていたので、成績に関しては
自分でも信じられませんでした。
3学期は少し気を入れて勉強したら
何とか平均を上回ることができました。
二年生になる頃から高校進学に向けて
さまざまな取り組みが始まりました。
父からはどこの高校を目指すんだと
言われ、父の期待に添わなければ
という気持ちからも
このままじゃいけないと
危機感を覚えたのでした。
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卓球部の女子は頭の良い人が多く、
目指す高校は県でも上位に入る
女子校が殆どでした。
私は?
このままじゃ皆んなと同じ高校へ
いけない。どうしよう、どうしよう…
当時も塾はありました。
一度母に頼んで塾へ行ったことは
ありましたが、そうすると卓球は
できなくなります。
卓球もやめたくない
でも勉強もしなきゃ
皆んなと同じ高校へ
入れないかも知れない。
考えました。
そして決心したんです。
Aさんはクラスで女子では1番か
2番位の頭の良さだったので、
目標をAさんに決めて1人で勉強して
卓球も頑張る!
自分で言うのもなんですが
健気ですね(笑)
二年生になった時から兎に角
卓球の練習が終わって家に帰ったら
一年生からの教科書を復習する方法で
テレビも見ずに自分の部屋にこもって
勉強するようにしたんです。
そして試験が終わると彼女に成績を
聞いて平均点で追いつく、そうやって
自分の成績を上げていきました。
2年生から3年生に向けて卓球も
頑張りながら家に帰ってからは
勉強!
中学の2年から3年は私にとっては
これでもかというくらい勉強
の毎日でした。
自分でも感心するくらい
よく勉強しました。
3年になって漸くAさんに追いついて
いったのですが
彼女も負けじと勉強をしていたようで
追いつくと引き離され、結局一度も
彼女を超すことはなかったのでした。
IQのテストがあった時クラスで1番で、
担任には、もっと勉強したら成績は
もっと上がるぞと言われたのですが
もう既に目一杯の状況で、それ以上と
言われても無理というものでした。
IQが高くてもそれは成績には関係
ないんですね。
勉強の仕方が悪かったのか、私の
限界だったのかわかりませんが、
どうやってもAさんを追い越せ
なかったのがとても残念でした。
1年生の時の成績のままではとても
県立高校へ入れなかったんです。
皆んなと同じ高校へ行きたいと
いう思いが私を頑張らせました。
おかげで、志望校に入ることが
できたのでした。
〜続く〜